キッチンのお手入れ~⑥IHクッキングヒーター・グリル・ガスコンロ~

今回はIHクッキングヒーター、グリル、ガスコンロのお手入れ方法をご紹介いたします。

■IHクッキングヒーター■

※電源OFF※ お手入れの前に必ず電源を切ってください。

◇日常◇ 汚れたらすぐにふき取る、心掛けが大事

① 使用後すぐ水で固く絞った布できれいにふき取ります。

② トッププレートや吸・排気パネルの下の油汚れはお湯で薄めた台所用洗剤(中性)を含ませたスポンジや布でやさしくふき取ってください。

その後、水ぶき、からぶきで仕上げます。

③ 操作部は乾いた、柔らかい布で汚れをやさしくふき取ってください。

◇月1度◇ ガンコな汚れはアルミホイルにおまかせ♪

① トッププレートにこびりついた汚れは、クリームクレンザーを数滴たらし、アルミホイルを丸めてこすります。

※表面が結晶化ガラスなのでキズの心配はいりません。

② 最後は水ぶき、からぶきをします。

※タワシ、磨き粉、スポンジのナイロン面、シンナー、ベンジンは使わないでください。

※ご注意※

吸・排気パネルは、汚れて目詰まりしたまま使うと、フィルター(吸・排気パネル)目詰まり検知が働いて通電を停止することがあります。月に1度以上は取り外して水洗いしましょう。

こんな場合はどうするの?

医療用ペースペーカーなどをお使いの方は…。

念のため医師とよくご相談ください。

(IHクッキングヒーターの動作が、ペースメーカーに影響を与えることがあります)

 

■グリル■

※使用直後の高温にご注意ください。

◇日常◇ 温かいうちに油汚れをふけば、お手入れは簡単です!

◇ガンコな汚れ◇ 焦げついてしまったら、根気よくお掃除。

<ガラス扉>

油汚れは、台所用洗剤(中性)を含ませたキッチンペーパーを扉にはり付ける湿布法です。しばらく置いてから、汚れを洗い流します。

<受け皿>

台所用洗剤(中性)をつけたスポンジで洗うか、洗剤液にしばらく浸けておき、汚れをふやかしてから落とします。

<焼き網>

焦げつきは、お湯にしばらく浸けてふやかせ、台所用洗剤(中性)をつけ、スポンジで汚れを落とします。

※ナイロンネットの被ったスポンジは使用しないでください。フッ素コートがはがれるおそれがあります。

<庫内>

底面の汚れは台所用洗剤(中性)を含ませたキッチンペーパーをはり付ける湿布法で。

しばらく置いてからふき取ります。

※「お手入れ」キーがある機種は、上記のお手入れをしてから使うとより汚れ落としの効果があります。

■ガスコンロ■

コンロ周辺は、油はね、煮こぼれ、焦げつきなどやっかいな汚れがいっぱい。汚れが温かいうちならお湯ぶきで、ほとんどの汚れが落ちるので、調理後すぐのお手入れを。

◇日常◇「調理後すぐのひとふき」がキレイの秘訣。

① トッププレートは、台所用洗剤(中性)を布に含ませ円を描くように磨き水ぶき、からぶきをします。トッププレートの凸凹ある部分は、長めのはしなどぬれた布に包み、先端部分で汚れをこすり取ります。

② ゴトク、汁受け皿、排気口カバーは取り外して台所用洗剤(中性)で洗います。

③ 最後に水をしっかりふき取ってください。

※タワシ、クレンザー、シンナー、ベンジンは絶対使用しないでください。

◇月1度◇ 取り外せる部分 つけ置き洗いが効果的。

① ゴトクや受け皿にこびりついた汚れは、つけ置き洗いを。

ゴミ袋に35~40度のお湯をはり、その中に換気扇・ガス・レンジ用の洗剤を溶かし、汚れが浮き上がってくるまで浸します。

② 汚れが浮いたら、スポンジか歯ブラシでこすり落とし、洗い流した後は水分を十分にふき取ります。

③ バーナーキャップの目詰まりは熱効率を低下させるだけでなく、不完全燃焼を起こすおそれがあります。ワイヤーブラシや竹ぐしなどで、バーナーキャップの穴や溝を丁寧に掃除しましょう。

◇月1度◇ 取り外せない部分 湿布法で退治する。

・台所用洗剤(中性)をキッチンペーパーなどに含ませ、汚れた部分に15分ほどはり付けて汚れをゆるませます。その後、ペーパーを取り除いて何度も水ぶきをします。

ガラストップはラップフィルムで

・ガラストップのガス調理機器の場合、トッププレートにこびりついた汚れは丸めたラップフィルムにクリームクレンザーをつけてこすります。

最後はやわらかい布でふき取ります。

※ご注意※

・トッププレートにアルカリ性の洗剤や磨き粉、金属タワシは使用しないでください。塗装が傷ついたり、はがれるおそれがあります。

・市販のアルミ箔製汁受けは使用しないでください。

こんな場合はどうするの?

両面焼きグリルに魚がこびりつく。

点火後約2分予熱してから材料を入れてください。

つけ焼き、てり焼き、味噌漬けなどは焦げやすいので予熱せずに網に油や酢を塗ってから焼きましょう。

魚の表面にレモンを塗るとこびりつきもなく、風味も損ないません。

キッチンのお手入れ~⑤レンジフード~

今回は、レンジフードのお手入れ方法をご紹介いたします。

■ レンジフード ■

キッチンのお手入れで1番やっかいなのがレンジフード。わかっていてもついつい後回しにしてしまうんですよね…

面倒がって放っておけば、手に負えない汚れになり換気機能も低下します。

3ヵ月に1度くらいはお手入れを!

※電源OFF※ お手入れ前に必ず電源を切ってください。

◇ 3ヵ月に1度 ◇ 取り外せる部分 汚れをゆるませて、サッとふき取る。

① 油煙汚れは目で見るより汚れているもの。フィルターやシロッコファン(またはプロペラ)など、取り外せる部品を外して汚れをチェックします。

※取り外し方については取扱説明書をご覧ください。

② 全体にぬるま湯をかけて汚れをゆるませ、台所用洗剤(中性)を含ませたスポンジでふきます。

③ 落ちにくい汚れがあれば、歯ブラシでこすり落とします。

※うきうきフィルターの場合は、下記の手順で

◇ 3ヵ月に1度 ◇ 取り外せない部分 こびりつく前にふき取るのが賢い方法。

① ぬるま湯で軽く絞った布でふき、汚れをゆるませます。

② しばらく置いた後、ぬるま湯で薄めた台所用洗剤(中性)を含ませ、固く絞った布で汚れをふき取り、水ぶき、からぶきをします。

◇ 半年に1度 ◇ 取り外せる部分 ガンコな油汚れは、まずつけ置き法で。

① 取り付けた部分を台所用洗剤(中性)を溶かした35~40℃のお湯に20~30分つけ置きして、汚れをゆるめます。

② 木ベラでこびりついた汚れをこそげ落とします。

③ スポンジに台所用洗剤(中性)をつけ、力を入れずに円を描くように磨きます。

④ ふきにくい場所はクリームクレンザーをつけた歯ブラシでこすります。

歯ブラシの先に油汚れが付着するので、ペーパーでふき取ります。

⑤ 最後に柔らかいスポンジに台所用洗剤(中性)を含ませ、泡立てながら残った汚れをからめ取り、水ぶき、からぶきをします。

⑥ それでも取れない汚れは、③と④の作業を2~3回繰り返します。

※取り外しにくい場合は、羽根の中心部をドライヤーで温めたり羽根の心棒部に潤滑剤をスプレー後、約1時間放置して取り外してください。

レンジフードの羽根の外しかた~プロペラタイプ~

レンジフードの羽根の外しかた~シロッコタイプ~

◇ 半年に1度 ◇ 取り外せない部分 湿布してから汚れを取り去る。

① ぬるま湯で薄めた換気扇用の弱アルカリ性洗剤をキッチンペーパーにつけ、フードなどの取り外せない部分にはります。

② 15~30分くらい湿布すると油汚れが浮き出てくるので、ペーパーごとふき取ります。

③ ぬるま湯で薄めた台所用洗剤(中性)をスポンジに含ませ、残った汚れを取り去り、水ぶき、からぶきをします。

□ うきうきフィルターのお手入れ(さっとれるフードを除く)

水につけてフィルター表面の汚れが浮きあがってから、からぶきをしてください。

~こんな場合はどうするの~

市販品のフィルターカバーを使用したい。

市販品はご使用にならないでください。網目が細かくなると、抵抗が大きいため吸い込みが悪くなります。本体に付属しているフィルターをお使いください。

キッチンのお手入れ~④水栓金具~

今回はキッチン水栓金具のお手入れ方法をご紹介いたします。

■ 水栓金具 ■

水アカがたまりやすい水栓金具がピカピカに光っているとキッチンがキレイに見えるから不思議です。

シンクのお手入れをする時に、水栓金具もひとふきしましょう。

◇日常◇ からぶきをする。

① 使った後はからぶきをして水気をとります。

② 水アカがついた場合は台所用洗剤(中性)で落とします。

◇月1度◇ 水栓を洗う

① シャワー水栓がついている機種は、洗剤をつけたスポンジでシャワーホースを包み込むようにして洗います。細部やジョイント部分は歯ブラシで磨きます。

② シャワー水栓で、シンク下に水受けトレーがついている機種は、月に1度はチェックして、たまった水を捨てましょう。

ガンコな汚れ:こびりついた水アカは、クリームクレンザーで落とします。

※ご注意※

・粒子の粗いクレンザー洗剤やナイロンタワシなどを使うと、傷ついたり変質することがあるので使用しないでください。

◇3ヵ月~1年◇ 浄水器・アルカリ整水器のカートリッジを交換。

・3ヵ月~1年を目安に交換してください。

<浄水器>カートリッジ交換例

<アルカリ整水器>

point!:ストッキングを使う裏ワザ法。

水栓金具やレバーハンドルの付け根や裏側などの掃除しにくい部分は、20~30cmほどに切ったストッキングを引っ掛け、手前に引っ張りながら左右に動かして磨くとアッという間にキレイになります。

~こんな場合はどうするの?~

水の出が悪いときは…。

水はね防止キャップの中にある、水道水の不純物を取り除くための泡沫器・フィルターにたまったゴミは次の順序で掃除してください。

※散水板が取れにくい場合、温めたタオルでしばらく包み込んでみてください。

① キャップを左に回して外します。

② キャップの中に入っている網を歯ブラシなどで軽くこすりゴミを取り除きます。

「キッチン水栓のお手入れ方法」

 

キッチンのお手入れ~③排水口~

今回は、キッチン排水口のお手入れ方法をご紹介いたします。

■ 排水口 ■

ゴミ受けや排水管は雑菌がつきやすい場所。汚れはいやなニオイや詰まりの原因にもなります。

夕食の片付けの後などに掃除をする習慣を身につけましょう。

◇日常◇ ゴミをためないことが肝心。

① 排水口は、黒ずみや汚れがたまりがち。ゴミを処理し、網カゴを外して穴のまわりのゴミも取り除きます。

② スポンジに台所用洗剤(中性)をつけて網カゴを洗います。油料理の後は汚れやすいのでお手入れも念入りに。

◇週1度◇ 気になるヌメリを防ぐ。

① 台所用洗剤(中性)を含ませたスポンジで排水プレート・網カゴを洗い、ヌメリを落とします。網目はクリームクレンザーと歯ブラシで磨き水で洗い流します。

② 排水口の内側も歯ブラシなどで磨き、ヌメリを丁寧に落とします。

③最後はたっぷりと水を流します。

※ シンクが「ささっと仕様」の場合は、排水プレートや網のコーティングがはがれるため、クレンザーは使用しないでください。

※「クリアシンク」の場合は、網カゴのコーティングがはがれるため、クレンザーは使用しないでください。

◇週1度◇ 排水管の詰まりを防ぐ。

・排水管が詰まる恐れがあります。予防のためにも週1回、下記のようにお手入れしてください。

① 排水プレートや網カゴを取り外し、排水口にフタをする。

② 洗剤を薄めたぬるま湯を貯める。

③フタを取って一気に流す。

④ 洗剤が残らないようにシンクを水洗いする。

 

◇月1度◇ 詰まり出したら、パイプ洗浄剤の出番

・肉の脂などを流したりすると、排水管の壁面に脂が付着し、汚れがたまりやすくなります。市販のパイプ洗浄剤で排水管にたまった汚れを取り除いてください。

※ご注意※

・煮立ったお湯を流すと排水口の樹脂部分を傷めます。

・市販の塩素系ヌメリ取りは塩素ガスを発生させ、ステンレスをサビつかせたり、ゴムを劣化させます。

~こんな場合はどうするの?~

キッチンのイヤな臭いがする。

・窓を開けたり換気扇をまわして、換気を心掛けてください。

・魚などをグリルで焼いたときは熱いうちにお湯で洗い流します。

・排水口の中を磨けば臭いがこもらなくなります。

・生ゴミには消毒用エタノールをスプレーするなどで対処してください。

キッチンのお手入れ~②カウンター~

キッチンのお手入れ~①シンク(流し)~から間があいてしまいましたが、今回からはキッチンのお手入れ方法をご紹介します!

年末の大掃除などの参考にしてくださいね。

■カウンター■

カウンターの材質には、ステンレスや人造大理石などがあります。どちらのカウンターも、汚れたらすぐふく、カウンタートップに余計な物は置かないのが鉄則です。

◇日常◇ こまめにからぶきをする。

・汚れがついたら、すぐふきんで水ぶきをしてから、乾いた布でふきます。

◇週1度◇ 素材(タイプ)によって汚れの落とし方が違います。

<人造大理石カウンター(特殊アクリル系樹脂)>

① 落ちにくい汚れの場合は、クリームクレンザーをつけたスポンジや布で円を描くようにふきます。

※Lクラスのグラリオカウンターはクリームクレンザーを使わず、10%に薄めた漂白剤でふき、十分に水ぶきしてください。

② 水ぶきし、からぶきをします。

~こんな場合はどうするの?~

アルミ鍋などがこすれて跡が残ったとき 

 →メラミンスポンジでこすってください。

「ささっとカウンター」について

・「ささっとカウンター」はクリームクレンザーでこすると、表面コーティングがはがれてしまう恐れがありますので、使用しないでください。

・ささっとカウンター用(品番:JG52CPF)スプレータイプで部分的にコーティングを補修することができます。

※ハイ・パーツショップまたはパナソニック製品取扱店でお買い求めください。

※ご注意※

・熱い油鍋や沸騰したやかんを置くと、ひび割れや変色・変形のおそれがあります。

・金属タワシや粒子の粗いクレンザーでこすると細かいキズがつく心配があります。シンナーやベンジンは絶対使用しないでください。

・油や煮こぼれは酸化し変色させる恐れがあるので、すぐふき取ってください。

<ステンレスカウンター> 薄めた洗剤やクリーナーで汚れをふき取る。

① 薄めた台所用洗剤(中性)やステンレス用クリーナーをつけた布、あるいはスポンジで汚れをふき取ってください。

② 水ぶきをして洗剤を完全にふき取り、最後にからぶきをします。

※ご注意※

・ナイロンや金属タワシ、粒子の粗いクレンザーはステンレスの表面を傷つけます。金属タワシの鉄粉はサビの原因になります。

・塩分や油分はサビの原因になり、汚れた食器や食べカスの放置は、ステンレスの輝きを失う原因になります。

暮らしの広場 12月号

暮らしの広場12月号発行しました。

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