3.11 ~あの日から10年~

午後2時46分。今までに経験したことのない揺れ。当たり前が当たり前ではなくなった日。

東日本大震災から10年。みなさんは今、何を想いますか?

時間の流れは人によって様々です。「もう10年」と感じる方もいれば、「まだ10年」と感じる方もいると思います。時間が経ってもなかったことにはできない災害。起きてしまった悲劇を教訓とし、災害は想定を超えて起きるものとして、今後の備えに活かすことも大切です。また、絶対に忘れてはいけないあの日を風化させないように語り継いでいくことも大切です。

3.11が近づくと、鎮魂と復興の祈り支援への感謝の催しが各地で行われています。その中の1つである陸前高田市の「つむぐ」

2014年から地元の若者有志たちを中心に行っているライトアップイベントです。始めた当初は「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」という名前で開催されていましたが、それを受け継ぎ新たに生まれ変わった催しが「つむぐ」です。震災から節目の10年にあたる今年も、かさ上げして再生した中心市街地が鎮魂と復興を祈る明かりに優しく包まれていました。

主催団体代表の松村幸祈さん(35)から、お話を聞かせていただきました。

ライトアップへの想い

震災から節目の年。あれから10年経ちますが、人の心はそれぞれです。前を向いている方や、今も気持ちが追い付かない方、様々な想いを持っていることが当たり前だと思います。様々な想いを広く受け止め、寄り添う輝(ひかり)を毎年灯し続けていきたいと思います。

 

コロナ禍ということもあり、感染対策を行いながらの開催だったようですが、キャンドルの優しい光やミラーボールの幻想的な光のアートに癒されながら、来場された方たちは思い思いの時間を過ごしたことと思います。これからまた始まる新たな10年。それぞれのペースでゆっくりと、時には休みながら歩んでいきましょう。

3.11すべての人が「大切な人を想う日」に。

 

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